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Bean to barと僕

かれこれやり始めて4年ほどになるBean to bar(“豆から板チョコへ”という意味です)のチョコレート製作。

 

○なぜ始めたのか?

チョコレートが手作りで作れることを知ってしまったから。

(あまりにも軽い気持ちでしたね。知ってしまった喜びが突き抜けて、今からならまだ誰もやっていないとも考えました!)

 

○どこで知ったのか?

はっきりしたことは覚えてません。

(あまりにも突き抜けてしまって、そのときの衝撃はハンパなかったんだと思います。)

 

○では、きっかけは?

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ダリケーさんの

「カカオ豆からてづくりチョコレートキット」

を購入しました。

ただ、書いてあることをそのままやりました。

すり鉢でカカオ豆をすりつぶすことに限界を感じました。

心をおられました。

 

○心をおられたのに続けた理由は?

完成したチョコレートを食べたときの感想が

あまりにも美味しかった!

今まで食べたことのない香りと味わいが折れた心に再び火を灯し、食べ進めるほどにそれは業火となり炎帝へと向かって燃え上がってしまったから!

 

○苦労したことなどありますか?

まず、すり鉢に代わる何か道具はないかでしたね。

今では見つけやすくなっていますが、当時はなかなか見つからなくて、出来もしない英語を翻訳してもらいながら海外から個人輸入で電動石臼を買いました。

 

で、売れない。

スーパーやコンビニに行けば安くで買えるチョコレート。

高価すぎてお客さんからは叩かれまくりましたね。洋菓子屋さんからも白い目で見られて必死で認めてもらおうとクーベルチュールチョコレートを作ってました。

 

そんな時、TV番組でコロンビアでカカオ生産してる日本人女性の特集をやってました。

コロンビアでカカオ豆の生産からチョコレートになるまでの研究と指導をされてる

カカオハンター 小方真弓さんの特集でした。

それはあまりにも過酷で、体力勝負の世界。

そのカカオに対する情熱はあっぱれでした!

あの時ぐらいから世界が変わってき始めました!

 

「Bean to bar」と言われ始めました。

なおもまだ、クーベルチュールチョコレートを作っていた僕にチャンスがやってきました。

カカオハンター主催のカカオの学校が大阪で行われるとの情報を聞いて、

Bean to barのワークショップへ参加させていただきました!

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▲証拠です。

 

何度かカカオ豆も購入させていただいてたので、名前を覚えていただいてまして、嬉しかったのを覚えています!

教えていただいたやり方で目が覚めました!

どこを見てチョコレートを作っていたのか....

 

周りの顔色と反応ばかり気にし過ぎて、肝心のことを忘れていました。

 

誰もやったことがないことをしてるんだ!

とんでもないことをしてるんだ!

僕はヘンタイなんだ!

それでいいんだ!

クーベルチュールチョコレートなんか作らなくていいんだ!

カカオ豆の個性を活かさないと意味がないんだ!

 

心踊る!舞い上がる!滝登る!海を割ることすら出来そうな気分でした!

 

いまでは、日本でもいっぱいBean to barメーカーがあります。

ワールドホルダーもいますが、僕がめざすのはそこではありません。

 

どちらかというと、唯一のチョコレートを作ることです。

まだまだ小さな店ですが、野望や夢は無限大です。