認知機能を高めるカカオポリフェノール
脳は神経細胞のかたまりみたいなものです。
その神経細胞が活動することにより、物事を記憶したり、いろんなことを判断することが出来たりします。
その活動を支えている栄養素が
BDNF (Brain-derived-neurotrophic-factor)です
BDNFとは脳由来神経栄養因子と呼ばれるタンパク質の一種で神経細胞の発生や成長、維持や再生を促してくれます。
脳内で記憶を司る 海馬 に多く含まれていて、そこで、神経細胞の動きを活発化されることが期待されています。
私達は年を取ります。
加齢による認知機能の衰えはやがて、記憶力や学習能力を奪うでしょう。
それに対抗する有効な手段として知られているのが「運動」と「抗酸化物質」です
適度な運動はBDNFを増やし、記憶や学習を高めることがわかっています。
また、抗酸化物質を投与することにより、運動で生じる酸化ストレスを減らし海馬でBDNFが発現しやすい環境を作るとされています。
もう一つ注目を集めている方法は高カカオ分チョコレートの摂取です。
愛知県 愛知学院大で実施された「チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究」では、高カカオ分チョコレートに含まれる高濃度のカカオポリフェノール エピカテキンが脳の血流量を増やし、BDNFを含む血流の増加することによって、認知機能を高める可能性がみつかったそうです。