7歳甥っ子長男の悩みは
4月から小学2年生になる甥っ子。
三人兄弟のいちばん上。
春休みということで1人でお泊まりに来たんです。
ゲームが好きなんで、ちょっとやめさせるために外に連れ出してローラー滑り台をしに行ってきました。
これは大人もハマる面白さ!
ただ、スタート地点にたどり着くまでがなかなかキツイ坂道で筋肉痛なんです。
現地の公園で友達も出来て楽しそう!
連れてきてよかった(^^)
が、花粉症持ちの甥っ子鼻水と目が限界ということで帰ることに。
目薬をさして、近くの温泉へ。
温泉から出て、すぐ隣に出来たせせらぎ亭でご飯を食べた。
日も暮れて周りは暗くなり、帰路に着いたとき、甥っ子が突然
「僕、なりたくないことがあるねん」
「え⁉︎何になりたくないん?」
こんなこと今まで話したことがなかったことなので、ちょっと身構えてしまった自分が情けない。
「癌になりたくないねん」
がん⁉️病気のがん‼️
「癌はみんななりたくないわな。ほんなら好き嫌いせんと野菜も食べなあかんな。トマトも椎茸もな」
「給食で出たら頑張ってたべよるで。でもな、最近ご飯が食べられへんねん。すぐお腹いっぱいになってしまう。昨日のお昼ご飯に味噌ラーメン食べたんやけどな、食べ終わった後で口の中に戻ってきたんやで。ビックリしてまた飲み込んでしもたねん。出した方がよかったんとちがうんやろか?」
「癌やとおもったん?」
「病院にも行ったねん。みてもろても大丈夫っていわれるんやけど、なんでなん?こんなことなってるのに大丈夫じゃないやろ?」
「病院もな今、どんどんレベルアップしてきてるんやで、調べてもらう病院のレベルが、低かったんかな?違う病院に行ってみたら?」
「2個行ったんやで。どっちも大丈夫っていわれたわ」
「じゃあ、癌をやっつけるお医者さんにならなあかんな!怖かったら一生懸命勉強して、癌専門のお医者さんになったらええやん」
「寝る時間も遅くなってきてるねん。9時ぐらいには寝てたのに最近は10時とか11時のときもあるねん」
「寝る前に動画とかみたらあかんで、だんだん寝られへんようになってしまうからな。これはお医者さんも言うてるで」
「ゲームはいい?」
「スマホを持ったらダメ!寝られへんようになる。................癌ってどうやって知ったん?」
「動画で見た。人形やったんやけど、その人形が癌でいろいろなってたのを見たねん。あれ見て、癌だけはなりたくないって思った」
「その人形がご飯食べられへんかったんや」
「うん」
「いつから、ご飯食べられへんようになった?春休みに入ってから?」
「うん」
厳しいおばあちゃんがいるので、いろいろ押さえつけられて我慢させられてるんかな?と、思った。ストレス溜まってるんかな?と思ってその辺を聞いてたら家に着いた。
部屋に入ると泣き出してしまい
「なんで僕泣いてるんやろ?なんで?」
「泣いてええねん。全部出したらええねん(^^)」
「今日はやっぱり帰るわ」
「うん。泣きやんでから送るわな。明日もおいでな。一緒に遊ぼか」
「うん」
送ったとき、目はまだ真っ赤ではれていたので
母親である僕の妹が
「目がかゆいん?」
「............」
「違うよな。また明日おいでな」
僕が7歳のころを思い浮かべながら考えてみても、時代が変わったとはいえ、なんともやり切れない思いが残ってなかなか寝付けない夜でした。何をしてあげたらいいんだろう?とにかく次の日も楽しませてあげよう。としか思いつかなかったんです。
次の日の朝。
いつもの調子でやって来て一安心。
しかし!深く傷ついた思いがあることを肝に銘じて.......ん?
「あんな!朝ごはんめちゃくちゃ食べれたんやで!うんこが3日出てなかったねん。朝にめちゃくちゃ出たねんwwww」
便秘かよ‼️