ホンモノって何？

止まったら死んでしまう魚がいましたよね。

でも、人間はムリ。休まないと身体が悲鳴をあげて、とっておきの方法で、動けなくされるか、動きにくくされてしまいます。

動ける範囲で、動いてまして、今日は久しぶりに辻川山公園に行ってお商売をしてきました。

明らかに以前とは違いました！

以前は来園してくるちびっこたちから見向きもされてなかったあの頃とはちがい、ちびっこが寄せ集まってきて、きちんと並び、順番にいろいろ僕に話しかけてきてくれるんです。

じーっと見つめてくる視線。そらすことなく、脅すことなく、最大限に意識を放ち集中。

どストレートな質問。決まってる答えを言わせてやったり、間違いにはオーバーリアクションで笑わせる。

ほんの3ターンほどでがっつり掴どいて、

ちょうどかき氷が出来る頃合いなんです。

「ありがとう！」と渡しました。

すると、何回ももどってきてくれるんです。

特に用事もないみたいなんですが、ジーッとしてる。

「カッパ出てるで！」

「え？みてくるー」

「みてきたー」

親に呼ばれても動かない。

無理矢理連れていかれてしまうんです。

しばらくして

かき氷の食べてる途中経過を見せにきて

「あと、ちょっとになってもた」

「蜜、かけたげよ」

ちょっとだけだったんですが、かけたら満面の笑みで

「ありがとうー！」

シャカシャカシャカシャカっとたいらげてしまいました。

「ゴミ預かるよ」と、手を出すと

「おかわり！」

さすがに止めました。

お父さんと来てるみたいでした。

一旦、止まりましたが、お父さんを説得したのかどうなのか、

「やっぱりおかわり！」

お父さんも仕方がないような感じで押されてました。

「いいんですか？」

と、父親に効くと

「はい。お願いします。お金払います」

2杯目ルールがありまして、

かき氷の中にアイスクリームが入るんです！

もうちびっこ大喜びしてくれまして、

「なんでー！なんでー！すごーい！」

「何処から来たの？」と聞いてみました。

父親が「地元ですよ」

「あっ！福崎町！」

「お父さんと2人できたの。お母さんは朝からお仕事に行っちゃった」

「また、お母さんも連れてきたってね」

「うん」

あの人にそっくりな女の子だったんです。

なぜでしょう？

めちゃくちゃ楽しかったんです。

あの人の子供かもしれないのに

トドメをされた感じはなかったです。

それ以来、ちびっこが大行列を作ったんです。風が気持ち良いい曇り空だったんですが、

おかわりしたのは2人いました。

昔から子供には好かれるタイプなんです。

それが戻ってきてると感じました。

ある人からその昔に言われた言葉

「子供に好かれるんは、本物や。本物だけや。」

「本物？」

「キレイな心してる証や！他の人からしたら眩しいんと違うか？」

それがなんになる？

キレイな心してたらどうなんや？

何回も自問自答してたあの頃が嫌だった。

今は違う！なんか違う。

はっきりわかるけど、うまく言えない。

全部取り戻せ！って言ってる感じ。

わからないけどそんな感じです